寄生病原体学部門

研究概要

マラリアは,現在でも世界中で年間60万人もの人が亡くなる脅威的な感染症の一つです。

寄生病原体部門では,マラリア防御法開発の為の論理的基盤を供することを目標として,マラリア原虫の感染機構の分子基盤の解明を目指しています。 動物モデル,逆遺伝学,生化学,形態学の手段を融合させることで,ほ乳類と蚊という2つの宿主に感染するマラリア原虫の巧妙な寄生戦略に迫るべく,研究を行っています。 特に,分泌型タンパク質群の機能解析に着目し,ほ乳類感染の入り口となる肝細胞への侵入機構を分子レベルで解き明かそうとしています。

一方で,米国およびタイ王国の研究者と共同研究を行い,感染流行地において,ヒトマラリア原虫の伝搬阻止ワクチン開発に向けた候補抗原の探索を行っています。

スタッフ紹介

氏名 研究テーマ
鳥居 本美(部門長) マラリア原虫の機能形態および宿主細胞侵入関連分子の局在解析
石野 智子 マラリア原虫のほ乳類宿主への寄生成立機構の解明
橘 真由美 マラリア原虫有性生殖の分子基盤の解明と伝搬阻止ワクチン候補抗原の探索
松岡 和弘 マラリア原虫の宿主細胞侵入における分子機構の解明