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研究 無細胞生命科学部門

2015年06月10日(水)

無細胞生命科学部門の竹田浩之助教,澤崎達也教授らの共同研究チームが,新たな抗GPCRモノクローナル抗体作製技術を確立しました

  このたび,無細胞生命科学部門の竹田浩之助教,澤崎達也教授らの共同研究チームは,本学発の技術であるコムギ無細胞タンパク質合成技術を応用し,GPCR(Gタンパク質共役受容体)タンパク質の大量合成法と抗GPCR抗体選抜法を開発し,新たな抗GPCRモノクローナル抗体作製技術を確立しました。
   GPCRは最も重要な創薬ターゲットのひとつと知られ,その機能解析や活性制御のためにはGPCRを特異的に認識する抗体が必要でした。しかし,従来の発現系では抗体作製に必要な大量のGPCRの調製が困難であり,また有用な抗体を効率的に選抜する手法がなかったため,GPCRに対する抗体開発は難しいのが現状でした。本技術を用いれば有用な抗GPCR抗体の作製が容易になり,GPCRを対象とした基礎研究のみならずGPCRを標的とした抗体医薬開発への貢献が期待できます。
   なお,本研究成果は,総合学術誌「Nature」の姉妹誌である英国科学誌「Scientific Reports」にオンライン掲載されました。(平成27年6月10日18:00(日本時間))

掲載誌:
Scientific Reports
論文タイトル:
Production of monoclonal antibodies against GPCR using cell-free synthesized GPCR antigen and biotinylated liposome-based interaction assay
(和訳)無細胞合成GPCR抗原とビオチン化リポソーム基盤相互作用解析法を用いた抗GPCRモノクローナル抗体作製法
共同研究者:
愛媛大学プロテオサイエンスセンター   助教 竹田 浩之
               〃              助手 小笠原 富夫
               〃              研究員 岩崎 隆宏
               〃              教授 澤崎 達也
愛媛大学先端研究・学術推進機構 特別栄誉教授 遠藤 弥重太
富山大学大学院医学薬学研究科 助教 小澤 龍彦
            〃             教授 村口 篤
Abnova Corp. (台湾)       研究員 Pei-Ju Jih
株式会社セルフリーサイエンス 開発部長 森下 了
北海道大学大学院医学研究科 助教 内ヶ島 基政
              〃           教授 渡邉 雅彦
名古屋大学大学院医学系研究科 教授 藤本 豊士


資料1